海外投資

さて、海外投資

投資の基本は分散投資。
海外資産への投資も重要です。特に国内の金利がほとんどゼロであれば海外への投資は避けて通ることはできません。
とはいえ、普通の個人の場合資産の50%以上を海外資産に振り向けるのはどんなものかなとは思います。

国内投資でも海外投資でもリスクがあるのは同じです。
そのうえで海外投資のリスクは為替リスクとなります。
為替レート自体は本来はニュートラルです。外貨建て資産が円安になれば上昇し、円高になれば減少します。
つまり円建てで見た場合利益になる場合もありますが、損失になる場合もあります。
一方で長期的には為替レートは循環している面もあります。
たとえば円とドルに関してもここ20年位をみれば100円から150円位の間を動いているように思います。
本当に長期的に海外資産を持ち続けることができるのであれば為替レートの変動は無視して数十年その貨幣の資産内で投資することもありえるとは思います。
とはいえ、サラリーマンのような給与所得者の場合は多くの場合、投資は老後資金の準備のような側面が多いと思われます。
やはり海外資産への投資はある程度上限を決めておくことが大きな為替変動が来たときのリスクを軽減できると思います。

そのうえで海外資産への投資についてはいくつかポイントがあります。
日本から見るとすべて外国ですが、投資対象としては国によって大きく異なります。
アメリカを代表とする先進国といわゆるBRICSのような成長過程の国々です。
特にアメリカは投資を考える場合、投資対象として基本中の基本となります。
海外投資の場合、外貨に買える際にスプレッド(売値と買値)の差を投資家が負担しなければなりません。
米ドルの場合はこのスプレッドも小さく相対的にコストが低くなりますが、成長国などの通貨はスプレッドが大きく円との交換を2回繰り返すと数パーセントコストとして消えてしまいます。
かなり高い利率の債券であっても一年分の利子が消えてしまうような為替スプレッドであったりしますので意識する必要があります。
また、成長国の場合、カントリーリスクも考えておく必要があります。
成長国の場合、景気がよく高い成長率が見込まれる場合には世界中からお金が集まりますので為替レートも高くなりがちです。
しかし景気が減速しただけで資金の引き上げなどが起こり、為替レートやその国の株式が急速に下落するケースが想定されます。
また政情不安などで国の信用自体が怪しくなるケースもあります。ギリシャ危機のように。
本当にタイミングを計って投資できればいいのですがやはり成長国への投資は個人の長期的な投資スタイルではあまり手を出さないほうが良いとは思います。
ちなみに成長国に投資する投資信託のコストも高いので気をつける必要があります。

個人の資産運用の海外投資は米国中心に債券と株式で運用するのが基本と思います。
債券は高格付けとハイイールドの投資信託。株式は投資信託であればインデックスファンドを中心にコストの低いもの、個別株であれば日本の証券会社でも購入できる時価総額の比較的高いものに投資するのが良いでしょう。
日本株に比べると伝統的な一流企業が3%以上の配当を出していたりしますので引退後の個人年金的な投資もありかと思います。